上部内視鏡検査(経鼻)
上部内視鏡検査(経鼻)
■鼻から挿入する胃カメラです。
- 先端部分の直径が5ミリまで細くなり苦痛が少なくなりました。
- 医師と話しながら検査が受けられます。
- 鼻腔への麻酔なので体への負担が少なく麻酔事故のリスクが少なくなります。
■上部内視鏡(胃カメラ)検査について
上部内視鏡(胃カメラ)検査は、食道がん、胃がん、十二指腸がんといった悪性腫瘍などのほかに、逆流性食道炎、急性・慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃・十二指腸ポリープ、ピロリ菌感染症といった疾患の診断・検査などに有効です。
ピロリ菌の検査・除菌も行っております。
■このような症状の方はお知らせください
・上腹部の痛み ・胃の不快感 ・胸焼け ・喉、または胸のつかえ感 ・吐き気、嘔吐 ・黒い便が出る ・貧血を指摘されている ・急な体重の減少 ・バリウム検査で異常を指摘された ・胃潰瘍、十二指腸潰瘍になったことがある ・食道がん、胃がんを治療したことがある など
■検査前日・当日の注意点
検査の前日
- 前日の夕食は、なるべく早く済ませるようにしてください。
- アルコールは控えることが好ましいです。
- 遅くとも午後9時以降は飲食、服薬をしないようにしてください。
検査当日
- 検査が終わるまで、飲食は禁止です。
- うがいは構いません。
- たばこは吸わないでください(胃液が多くなり、検査や診断がしにくくなります)。
- ご自身で自動車やバイク、自転車などを運転してのご来院は、なさらないでください。
■胃カメラ検査の流れ
STEP1
上着を脱ぎ、メガネ等ははずし、ネクタイやベルトをゆるめるなど、首やおなかの緊張を解いて、ゆったりとした格好になります。
STEP2
消泡剤を飲んで胃の中をきれいにします。
STEP3
鼻腔に局所血管収縮剤をスプレーします(出血がしにくくなり、鼻のとおりも良くなります)。
STEP4
鼻腔に麻酔薬を注入します(局所麻酔なので眠くなりません)。
STEP5
胃内視鏡(胃カメラ)を挿入して検査します。
■検査後の注意点
- 咽頭麻酔が切れるまで、検査終了後1時間は飲食を控えてください。
- 組織を採取された方は、1時間ほどして水分を取ってむせなければ、食事をしてください。ただし、刺激のある食事や消化の悪い食事は控えてください。検査当日はお酒を飲まないでください。長風呂はさけてシャワー程度にしてください。
- 胃カメラ施行時に胃に空気を入れて膨らませるため、検査後はおなかが張りますが、次第に楽になりますので、心配いりません。
■胃カメラ検査で発見される主な消化器疾患
・逆流性食道炎 ・食道がん ・急性胃炎 ・慢性胃炎 ・胃潰瘍 ・胃ポリープ ・胃がん ・十二指腸潰瘍 ・十二指腸ポリープ ・十二指腸がん ・ピロリ菌感染症 など