予防接種
予防接種
■成人の予防接種
当クリニックでは、成人の予防接種として主にインフルエンザワクチン、および肺炎球菌ワクチンの接種をしております。
※その他、各種ワクチンを受け付けております。接種希望の方はお問い合わせください。
■インフルエンザワクチン
インフルエンザを予防する有効な手段の一つに、流行前のワクチン接種があります。
インフルエンザウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプが流行するので、それに対応するために、予防接種も毎年行う必要があります。
インフルエンザワクチンは、接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。毎年10月~12月に接種するのが適切でしょう。
■肺炎球菌ワクチン
肺炎を予防するためにできることの一つに、肺炎球菌ワクチンの接種があります。
肺炎の原因菌で最も多いと見られるのは、肺炎球菌です(成人の肺炎の20~40%は、この菌が原因と言われます)。肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。
肺炎球菌ワクチンの接種は、1年を通していつでも可能です。ただし5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みが強く出るケースがありますので、再接種を希望される方は、5年以上の間隔を空けてください。
肺炎は日本人の死因第3位。しっかり予防しましょう。
成人用肺炎球菌ワクチンの接種が奨められる人
- 65歳以上の方
- 老人施設や長期療養施設などに居住されている方
- 慢性の持病(COPDなどの呼吸器疾患、糖尿病、慢性心不全、肝炎や肝硬変などの慢性肝疾患)をお持ちの方 など
※高齢者を対象とした成人用肺炎球菌ワクチンは「定期接種」ですので、対象期間内に市町村の契約医療機関や保健所で接種を受けると、「公費の助成」が受けられます。
詳細については、お住まいの市区町村にお問い合わせください。
■水痘ワクチン
50歳以上の方は帯状疱疹を予防する目的で接種します。
帯状疱疹は80歳までに日本人の3人に1人がかかる身近に病気です。
■小児予防接種
■定期接種
国が「一定の年齢になったら受けるように努めなければいけない」と規定しているワクチンです。接種費用は対象年齢内、規定回数内であれば、基本的に公費で負担されます。
ワクチン
- Hibワクチン(不活化)
- 小児肺炎球菌ワクチン(不活化)
- 4種混合ワクチン(不活化)
- 不活化ポリオワクチン(不活化)
- 2種混合ワクチン(不活化)
- 水痘ワクチン(生)
- MR(麻疹・風疹混合)ワクチン(生)
- 日本脳炎ワクチン(不活化)
- B型肝炎ワクチン(不活化)
※2016年10月から、B型肝炎ワクチンは定期接種になります。
■任意接種
定期接種以外の予防接種です。「任意」とは、受けなくても良いという意味合いではなく、病気を防ぐためには、とても大事な予防接種です。費用は基本的に「自費」になりますが、やはり接種をお勧めいたします。料金等については、予約時にご確認ください。
■ワクチン
- ロタリックス(ロタウイルスワクチン)(生)
- おたふくかぜワクチン(生)
- A型肝炎ワクチン(不活化)
- インフルエンザワクチン(不活化)
※ロタウイルスワクチンの接種前後30分は授乳ができませんので、ご注意ください。
■お持ちいただくもの
- 予診票
- 母子健康手帳
- 健康保険証
- 小児医療証
- 診察券 など
※接種後30分程度は万一の副反応に備えて、念のため接種場所の近くにいましょう。心配な症状が見られた際は、医師に相談してください。