生活習慣病|調布市京王多摩川の内科「ふかざわクリニック」

ふかざわクリニック Fukazawa Clinic
042-444-3170


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院長

生活習慣病

生活習慣病

高血圧

血圧

高血圧とは、血圧が正常範囲(140/90)を超えて高くなっている状態です。
高血圧は日本人にとても多い病気で、40歳以上の男性は約6割、女性は約4割が高血圧と言われます。
血圧を高いままにしておくと全身の血管壁に負荷がかかり、動脈硬化が生じて心不全や狭心症、心筋梗塞といった心臓血管系の病気を招いたり、または脳出血、脳梗塞の原因になったりします。
高血圧の原因には、遺伝的要因と食生活(塩分の多い食事)や嗜好品の摂取過多、運動不足や精神的ストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。

高血圧の治療

血圧

血圧が高いと言われたら、決まった時間に血圧を測定して血圧が高いことを認識してください。自然に生活改善をするようになり、薬(血圧降下薬)も医師の指示通りに、きちんと飲むようになると思います。
しかし、自宅では血圧が低いのにクリニックでは高くなると言われる患者様も多いのですが、これも高血圧の範疇に入ることを理解してください。
そして、適正な体重(BMI25未満)にし、適度な運動(毎日30分以上、ウォーキングやサイクリングなどの軽めの有酸素運動)を継続的に行い、減塩(1日6g未満)に努めて薄味に慣れる、禁煙や節酒をする(1日にビールなら中ビン1本、日本酒なら1合程度)、などの生活習慣の改善(食事・運動療法)を心掛けることが肝心です。睡眠・休養をしっかりとって、精神的ストレスを溜め込まないようにすることも忘れないでください。
なお、血圧の薬を一度飲み始めたら、一生やめられないと思っている方が少なくないようですが、だんだんと良くなってくれば減らしたり、やめたりすることも可能です。一度降圧薬を服用し始めたらずっと飲み続けなくてはいけないと考えるのではなく、薬がやめられるように日常生活を注意することこそが大切なのです。

「降圧薬は生涯飲み続けないといけない」とは限りません。

医師

糖尿病

血圧

何らかの原因でインスリン作用不足による慢性の高血糖が引き起こす状態が糖尿病です。長きにわたり血液中のブドウ糖の過剰な状態が続くと、全身の血管に様々な問題が現れ、悪くすると心筋梗塞や脳梗塞、人工透析や失明、足切断など、深刻な事態にも陥ります。
糖尿病になってしまうと現在のところ、完治させることはできません。ただ、糖尿病そのものは治せなくても、食事に気を付け運動を取り入れながら血糖値を正常に保ち、また体重や血圧、血清脂質も一緒に良好な状態に保てば、合併症を起こさずに健康を維持することは十分に可能です。
そして血糖値を正常に保つ上で重要になるのが、「継続的な治療」です。医師の指導のもと、まずは食事療法と運動療法を行います。これだけで正常値になる患者様もいらっしゃいます。糖尿病が進行したケースや、食事・運動療法だけでは血糖値がうまく下がらないケースでは、内服薬による治療やインスリン注射療法が行われます。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症

血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多過ぎる状態が脂質異常症です。
脂質異常症を放置すると動脈硬化が進行し、やがては心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす原因となります。脂質異常症は、食生活(エネルギー過多)や嗜好品の摂取過多、運動不足などの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。
脂質異常症の治療は、生活習慣の改善と薬物療法が基本です。
生活習慣の改善は、血中脂質を下げるだけでなく、動脈硬化の進行防止にも役立ちます。
生活習慣改善の主な内容は、禁煙、栄養バランスのとれた食生活、適正体重の維持、適度な運動などです。なかでも特に重要なのが食事療法であり、これは適正体重の維持とも深く関わってきます。

高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症とは、血液中の尿酸が多くなり過ぎている状態です。尿酸は水分に溶けにくいため、血液中では尿酸塩として存在しています。尿酸が過多になると、針状の尿酸塩の結晶ができ、体のあちこちに溜まって、痛みを引き起こします。これが痛風です。
体の細胞は、毎日の新陳代謝で新しくつくり変えられています。その結果、細胞の核からプリン体という物質が生成されます。このプリン体が、尿酸の元になります。
また、プリン体はレバー類、干し椎茸、魚卵類、えび、かつお、いわしなど一部の魚介類に多く含まれています。そしてアルコール飲料には、尿酸値を上昇させる作用があります。こうした飲食物を好む人は、尿酸値が高くなりやすい傾向があります。
高尿酸血症では、尿酸値を下げることが大切です。それには食事療法として、前記のようなプリン体を多く含む食品の摂取を控えめにし、バランスの良い食事を摂るようにします。また、禁酒・節酒を心掛けます。特にビールはプリン体を多く含むので注意しましょう。また、食事療法と併せ、運動で肥満を解消することも大切です。ケースによっては、尿酸の生成を抑制する薬や尿酸の排泄を促す薬などが処方されます。